*あらすじ
前作の“スパイダーマン身バレ事件”をきっかけに広がっていく騒動。渦中の主人公ピーター・パーカー(スパイダーマン)は、大事な大事な大学進学の時期に学友たちに迷惑をかけたくないと奮闘する。そしてアベンジャーズでともに戦ったドクター・ストレンジに助けを求める。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)27作目で、マルチバース(並行世界、パラレルワールド)が本格的に動きはじめる今作。
*パンパンに詰まった見どころ
すべてのスパイダーマンファン、マーベルファンに向けた大感謝祭みたいな作品になっていました。アクションもふくめて、胸がめっちゃ高鳴るシーンがぞくぞく出てきますよ!
シリーズで一番に魅力的だと思いますが、もっとも暴力的でもありました。そういう状況にならざるをえないストーリー展開。これまでにない緊張感。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、アイアンマンとサノスが激しく戦ったときのハラハラ感にも近い。「ピーターはほんとうに戦いきれるのか…?」と心配になっちゃいました。効果音もなんだかすごいんですよね、けっこう痛々しい感じがありました。
*鑑賞中つい声がでちゃう
スクリーンにむかって「あーっ!」「おいおいおい!」と指差して叫んじゃうシーンがもりもりたくさん。いい意味で、ぶっこみすぎ、ぶっとびすぎ。興奮しちゃって、私は最低でも2回は観ないと、内容を冷静に追えなかったです。ちなみに、私が観たとき、劇場内はけっこう静かでした…。
*ネタバレ回避の努力が報われる
そんなすんばらしい内容だったので、私の、ネタバレ回避のためにがんばった日々は報われました。別の映画を鑑賞した際に予告編が流れたらひたすら下を向き。SNSではマーベル関連アカウントすべてをミュートし。鑑賞当日の劇場では上映時間まで耳をふさぎ。おかげさまでめっちゃ楽しめたんですよ。ほんとうに、ほんとうによかった。
*作品のファンであることに感謝
MCUはもう10年以上やってて、トム・ホランド版スパイディも3作目。なのに、めっちゃ新しい。情熱的だし野心的だし、まだ面白くできるのか!「新しい映画、新しいエンタテインメントを届けてくれてありがとう!」って心から感謝した作品でした。
最後に…。物語終盤に下されたピーターの決断は、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースも考慮してのことなのかなと、なんとなく想像しました。製作の都合みたいなもの。そのほうがスパイダーマンも動きやすいですもんね。
日本公開:2022/1/7
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド
ゼンデイヤ
ベネディクト・カンバーバッチ
…ほか
美術:ダーレン・ギルフォード
衣装:サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
音楽:マイケル・ジアッチーノ
鑑賞日:2022/1/7(TOHOシネマズ)
2022/1/10(TOHOシネマズ)
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